猫のフィラリア症
桜の開花宣言が先週されましたが、まだまだ寒い日が多くて衣替えをしようか・・・悩みどころです。
さて、先日猫ちゃんのお宅には『猫ちゃんのフィラリア』についてのおハガキを送らせていただきました。
ちょっと驚かせるキャッチフレーズでびっくりされたかと思いますが、やはり危険性の高い病気なので皆様に知っていただきたくて作りました。
今回は少しだけ『猫のフィラリア症』のお話をしたいと思います。
フィラリア症とは?
犬糸状虫(フィラリア)という寄生虫が心臓や血管に寄生することで引き起こされる病気です。
フィラリア症は犬でよく知られた病気で、血液循環不全など重度な全身性障害の原因となります。
犬以外にも猫や人も含む哺乳動物や鳥類への感染も知られており、最近では猫での病害が問題視され、寄生予防の重要性が指摘されております。
~猫のフィラリア症~
猫のフィラリア症は、犬と異なり検査方法が確立しておらず早期発見・診断が難しいのが現状です。
症状としては元気がなくなり、呼吸が荒くなったり【咳】【吐き気】などの症状が出ることもありますが、約3割は症状が見られないままであり、元気だった子が突然死することもあるとも言われております。
治療方法は外科手術や薬による成虫駆除などありますが、どちらも非常にリスクが高く有効な方法がないのが現状です。
毎月一回定期的にフィラリア予防薬を投与することで、感染を100%予防することが可能です。
さらにフィラリア症だけでなくノミ・ダニ・おなかの虫も同時に駆除できるお薬です。
当院では3種類のお薬をご用意しており、飼い主様と猫ちゃんに合ったお薬をご相談させていただきます。
暖かくなってきたこの時期にノミ・ダニ予防にプラスしてフィラリア予防始めませんか?