フィラリアの予防薬、飲み忘れにご注意を!!
日が暮れるのが本当に早くなりましたね。
これからの季節、お散歩の時間も早くなるのではないでしょうか。
さて、早いもので今年も終わりに近づいてきていますが、フィラリアのお薬の飲み忘れはございませんか?
蚊が出始めて1か月後から投薬を開始し、蚊がいなくなって1か月後に最後の投薬を行うというのがフィラリアの予防方法です!
地域によって多少の差はありますが、当院のある神奈川県はおおよそ4月頃から蚊が出始め、10月頃まで蚊がいるそうです。
つまり、5月末から投薬を始めて、最後の投薬は11月末または12月初めまでとなります。
この最後のお薬が一番大切です!
フィラリアの予防薬は、ノミ・マダニのお薬とは違い投与後1か月効果が持続するものではありません。
感染したフィラリアの幼虫を駆除するための駆虫薬です。
予防薬と言っておきながら、実は駆虫薬なのです!
10月までいた蚊に刺されフィラリアに感染した場合でも、11月に投薬することで、駆虫されます。しかし、もしこの最後の投薬を忘れてしまった場合、10月に感染した幼虫が春には成虫となり、フィラリア予防の前に行う検査で陽性反応がでてしまうかもしれません・・・
フィラリアは命にもかかわる重い病気です。
また、5月から飲み続けてきたフィラリア予防薬も、最後の1回を飲み忘れただけで無駄になってしまいます!
今一度、飲み忘れがないか確認しましょう♪